ぷらすイチログ

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-シンプルなプラスイチを見つけて生活のコツを綴るブログ-

「あなたの言葉は相手に伝わっていますか?」伝え方が9割 佐々木圭一著書

自分の意見として発した言葉が相手に真意が伝わるかどうかなんて相手が判断すること。

きっと誰しもが思ったことがあると思います。

しかし、真意が相手に対して伝わるよう確率を上げるにはどうしたらいいか私達は意識したことがあるだろうか?

 

そう!!今回紹介する本は相手に対して言葉で伝える時「伝え方」には法則があるよ!!

是非活用して下さい!!と読者へ伝えてくれる本です。

 

 

伝え方が9割 著佐々木 圭一(2013年:ダイヤモンド社)

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私自身への戒めもありますが、仕事を振りたいとき、デートに誘いたいとき相手のことを考えず自分の感情丸出しでは、相手に意味は伝わっても結果がついてくる(仕事が相手に任せられる、デートの誘いをOKされた)かどうかはわからないです。

 

 

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相手が快く「結果」を受け入れてもらうためには?そしてその確率を上げるためには

「結果」に焦点を当てて、そこから「伝え方」を考えていきます。

 

 「選択の自由」が私が一番刺激を受けました。

人は「決断」が得意ではないのです。一方で、人は2つの選択肢があるときの「比較」が得意です。

「デートして下さい」

→あなたのメリットでしかない。相手は「決断」しなければいけない。

「驚くほど旨いパスタの店と、石釜フォカッチャの店どちらがいい?」

→相手の好きなもので、こっちがいいという「選択」に変えることで「決断」したと錯覚させることができる。

 

仕事においても応用可能であり、相手に「選択」することで「決断」したかのように錯覚をする。人に頼むことが苦手な私にとってはとても参考になりました。

 

「ノー」を「イエス」に変える技術

①相手の好きなこと

→デートしてください 「驚くほど美味しいパスタどう?」

②嫌いなこと回避

→芝生に入らないで「芝生に入ると、農薬の臭いがつきます」 

③選択の自由 

→上記記載

④認められたい欲

→残業お願いできる?「きみの企画書が刺さるんだよ。お願いできる?」

⑤あなた限定

→自治会ミーティングに来て「他の人が来なくても斉藤さんだけは来てほしいんです」    

⑥チームワーク化 

→勉強しなさい「一緒に勉強しよう」

⑦感謝

→領収書おとしてください。「いつもありがとうごさいます。領収書お願いできますか?」

 

その他本では「強いコトバ」をつくる5つの技術も紹介されています。

 

まとめ

相手に対して「こうして欲しい」「これをお願いしたい」という欲求に対しては、まず伝え方に焦点を当てるのではなく欲求の「結果」に焦点を当てて考えることが大事だなと思いました。

 

最後に本のなかで「強いコトバ」感動した文章

アメリカ ボブムーアヘッド原作 訳 佐々木圭一

 

この時代に生きる 私たちの矛盾

 

ビルは空高くなったが 人の気は短くなり

高速道路は広くなったが 視野は狭くなり

お金を使っているが 得る物は少なく

たくさん物を買っているが 楽しみは少なくなっている

家は大きくなったが 家庭は小さくなり

より便利になったが 時間は前よりも少ない

たくさんの学位を持っていても センスはなく

知識は増えたが 決断することは少ない

専門家は大勢いるが 問題は増えている

薬も増えたが 健康状態は悪くなっている

 

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し 笑うことは少なく

猛スピードで運転し すぐ怒り 夜更かしをしすぎて 起きたときには疲れすぎている

読むことは稀で テレビは長く見るが 祈ることはとても稀である

持ち物は増えているが 自分の価値は下がっている

喋りすぎるが 愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる

 

生計のたてかたは学んだが 人生を学んでいない

長生きするようになったが 長らく今を生きていない

月まで行き来できるが 近所同士の争いは絶えない

世界は支配したが 内世界はどうなのか

前より大きい規模のことはなしえたが より良いことはなしえていない

空気を浄化し 魂を汚し

原子核を分裂させられるが 偏見は取り去ることはできない

急ぐことは学んだが 持つことは覚えず

計画は増えたが 成し遂げられていない

たくさん書いているが 学びはせず

情報を手に入れ 多くのコンピューターを用意しているのに

コミュニケーションはどんどん減っている

ファースト・フードで消化は遅く

体は大きいが 人格は小さく

利益に没頭し 人間関係は軽薄になっている

世界平和の時代と言われているのに 家族の争いはたえず

レジャーは増えても 楽しみは少なく

たくさんの食べ物に恵まれても 栄養は少ない

夫婦で稼いでも 離婚は増え

家はよくなったが 家庭は壊れている

 

忘れないでほしい 愛するものと過ごす時間を

それは永遠には続かないのだ

忘れないでほしい すぐそばにいる人を抱きしめることを

あなたが与えることができるこの唯一の宝物には1円もかからない

忘れないでほしい あなたのパートナーや愛する者に「愛してる」

と言うことを 心を込めて

 

あなたの心からのキスと抱擁は傷をいやしてくれるだろう

忘れないでほしい もう逢えないかもしれない人の手を握り

その時間を慈しむことを

愛し 話し あなたの心の中にあるかけがえのない思いを分かち合おう

人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない

どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ